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動物病院で手術の同意はどうする?動物病院における同意書の必要性や取得方法について解説

動物病院における手術同意書の必要性は法的性質、取得する内容や方法について解説します。
医療機関では、手術を受ける患者が医師の行う手術を受けることを承諾する意思を、同意書や承諾書の形式で取得しております。
これは医師が患者の体を侵襲することを適法化する上でも必要となる手続きです。
患者が動物となる動物病院の場合でも手術同意書の必要性はございます。
本記事ではその理由など詳しく解説しております。

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手術同意書とは?

手術同意書とは、手術を行う際に患者が手術を受けることについて承諾する意思を示す書面です。
患者は、手術同意書へ署名や押印をすることで、手術を受けることを承諾し、承諾をもって医師は手術等の医療行為を行うことができます。

手術には患者への身体的侵襲が伴います。
その為、医師が行う行為を適法化するためにも必要となり、医師はその身体的侵襲によって伴うリスクや代替療法など患者の意思決定に必要となる情報を説明する義務を負います。

手術同意書が取り交わされるには、医師の説明と患者の理解が不可欠です。

承諾書との違い

相手方へ同意を求め同意する旨を表明する書面として「承諾書」という名称にて対応する場合もございます。
同意書も承諾書も内容や役割は基本的に同じといえます。

名称が違うのみであり、どちらの名称で書面を作成したとしても問題はございません。

なお法令や契約文書で「同意」を要件とするならば「同意書」、「承諾」を要件とするならば「承諾書」としておく方が望ましいでしょう。

同意書の法的効力、法的性質

手術同意書へ署名した場合、患者は医師の説明を理解し損害賠償請求権を放棄するという法的性質も有します。
しかしながら、患者が手術同意書に署名や押印をしたとしても、医師側の責任は一切なくなるということはございません。
医療過誤があった場合には責任が求められますし、患者側が請求できなくなるということにはなりません。

また、過去の判例によれば、損害賠償請求権放棄の同意書は公序良俗に反し無効となる可能性もございますので注意しましょう。

動物病院でのケース

動物病院でのケース

それでは動物病院ではどのような場合に同意書や承諾書が必要とされるのでしょうか。
2つの場面で詳しく確認してみましょう。

手術への承諾

ペットの手術で多いのは腫瘍や歯周病、骨折のほか、異物誤飲や不妊手術などがございます。
患者がペットであっても、医師は患者(飼い主)の意思決定に関わる重要な事項や代替療法などを説明する義務があり説明を行い同意をいただいた上で手術にあたる必要がございます。

入院への承諾

手術の予後や必要な検査の実施のために入院するケースにおいても同意書や承諾書を取得します。
入院時の検査内容や危険性・危険度、費用などを記載し説明するのが一般的です。

動物病院における手術同意書の必要性

動物病院における手術同意書の必要性

動物病院においても手術同意書の必要性は高く、手術同意書を用意しておくメリットも充分にございます。

訴訟の増加

飼育頭数の増加、そしてペットは家族の一員として考えられる時代であり、動物病院への訴訟案件も増加傾向にあります。
ペットの死傷のほか、ペット間でのかみつきや感染症の発症など、動物病院ならではのトラブルが多いのも特徴です。

訴訟に備え、説明責任を果たした証拠書類として同意書を残しておくと良いでしょう。

飼い主様からのクレーム

また訴訟に至らずとも、飼い主様からクレームをいただく事も想定されます。
最善の注意をもって医療行為にあたったとしても不測の事態や病気が改善しない場合もございます。
その場合には動物病院側へ不満を持たれる患者様も少なからずいらっしゃるでしょう。

患者様のお気持ちを汲み取りながらも、事前に行っていた説明の中に記載あるリスクなどについて、再度ご一緒に確認するお時間も大切となります。

説明への理解

訴訟やクレームを未然に防止することはできたとしても完全になくなる事はないでしょう。
手術同意書は単に同意を取り付けるのではなく、医療行為に関する説明と一体化されます。

患者様へ特にご理解いただく必要のある項目を、同意書にしっかりと記載し交付することは、患者様の理解促進において大切な役割を果たします。

損害賠償請求への対応

万が一、損害賠償につながった場合には、医療機関は説明責任を果たしていることを証する必要がございます。
その際の証拠書類として手術同意書を提出することができます。

動物病院で手術同意書を取得する方法

動物病院で手術同意書を取得する方法

では、手術同意書はどのような形で取得するべきでしょうか。
いくつかのパターンでそれぞれの特徴を確認してみましょう。

紙で取得する

最も多い取得方法が「紙」での取得でしょう。
病院ごとに決まったフォーマットを用意し、病名や病状、手術の内容などを記入できるようにしているケースも多いです。
患者様へ交付するために複写式の用紙を用意する医療機関もございます。

一方で、紙での取得の場合には、紙代や印刷の手間・病院内での保管などにおいて課題が残ります。

電子契約を利用する

近年では電子契約を活用して同意書を取得するケースも増えてきております。
電子契約とは、オンライン上で契約締結できるクラウドサービスです。
同意書や契約書などの書面をクラウドにアップロードし、双方が電子署名を施すことで締結します。
すべてオンラインで完結しますので業務効率は大幅に向上します。

しかし電子契約の利用では月額利用料や電子署名を利用した送信にかかる費用などが必要となります。
また電子署名の特性上、メールでの送受信が一般的には必要となります。

タブレット端末等で取得する

紙と電子の両面の良いところを活かした取得方法としてタブレット端末等での取得がございます。

予め用意した同意書面をタブレット端末に表示し、患者様に手書きサインをいただく方法です。

紙の取得にあった紙代や印刷、保管に関する課題はデジタル化で解消されます。
また電子契約の取得よりも簡易的な対応で取得できる利点もございます。

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手術同意書への記載事項

動物病院での手術同意書への記載事項は次の項目について記載します。
・飼い主の氏名
・患者(ペット)の名前
・病名や病状
・手術名と手術の内容
・麻酔の有無
・手術予定日
・手術に伴う危険性や合併症の可能性
・代替の治療方法及びメリット、デメリット
・想定される経過、後遺症
・その他の確認事項

そして、手術についての説明を聞き承諾したことを記すための署名欄を用意します。

内容に手術費用と支払方法、入院が伴う場合はその期間などを記載しておいても良いでしょう。

効率よく取得するならタブレットへの対面サインがおすすめ

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手術同意書は内容への理解を求めるため飼い主様へしっかりとした説明が求められます。
対面で説明に関する書類や画像、動画などを交えながら説明されるケースも多いでしょう。

そこで、やり取りとしては、対面でのご案内と合わせ、タブレット上で同意を取り付けるのがスマートです。
タブレット端末上で取得する方法であれば、タブレット端末に同意書や説明に必要な書類を提示しご確認いただきながら、手書きサインで手続きできますので、同意書への説明の理解向上と回収効率向上の双方でメリットがございます。

対面サインで同意書を取得する際のポイントを整理しておきましょう。

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紙が不要になり保管の心配も不要

まずタブレット端末での取得であれば紙を用意する必要がございません。
複写式の用紙や事前の印刷などにおけるコストが削減できます。

また回収した用紙の保管場所や保管方法、保管すべき期間なども悩ましいところですが、電子化して保存しておけば場所の心配は不要で保管スペースを有効活用していく事ができます。

患者様のデータをデジタル管理できる

患者様の情報は電子カルテに記録されていきますが、同意書取得における情報もデジタル化する事で連携をしやすくなります。
何かあった時にも探しやすく、必要な際に取り出しやすくなります。

まとめ

電子契約DX-Signでは対面での書類のお手続きもスマートに対応いただけるよう、タブレット端末上で対面でサインいただけるオプションサービスも提供しております。
同意書を取得することは説明義務を果たす上でも重要ではありますが、回収には手間とコストが必要となってきます。
DX-signなら、電子契約と対面サインオプションを場面ごとに使い分けることができますので同意書取得の業務プロセスを大きく改善していくことが可能です。

詳しくは資料をご用意しておりますので以下バナーよりダウンロードください。

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また営業からのご案内やデモ操作での画面確認などのご要望ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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記事執筆者 / 記事監修者

DX-Sign メディア編集室

株式会社バルテックサインマーケティング部 時田・秋山

 
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